間違った憶測のフロアコーティング

ここ最近(2015年前後)の首都圏分譲マンションでは直貼り・二重床を問わず概ねのフローリング材は
複合合板ですが表面仕上げ材は「オレフィン系シート」になります。いわゆるシートフローリングと呼ばれているものです。
このシートフローリングとはオレフィン系(紙質)の木目柄プリント(印刷)へ表面に非常に薄い硬質EBシートと呼ばれる
コーティング剤が施してあります。(本当に申し訳無い程度のものです)
従来からある突板と呼ばれる天然木素材でないのでワックスを塗る必要がありません。
理由はワックスと塗らなくても木目柄印刷の紙なのでヒビ割れする事がありませんし塗っても艶はでません。
ここで説明しますが従来の突板は天然木を薄くスライスしたものになりますのである程度の厚みもあり
素材も硬いです。
それに比べシートは紙1枚分の厚みですので非常に薄くペットの爪などで簡単に破れてしまう事もあります。
それなのにワックスとコーティングを混同してしまいご契約者様へ間違ったアナウンスをして
コーティングが不要との事になってしまっています。

フロアコーティングするメリット

シートフローリングへフロアコーティングを行うメリットは沢山あります。
まず、硬質塗膜形成する事で柔らかくて薄い紙素材を守る事ができます。
コーティング塗膜の表面には傷付きますが下にある木目柄シートは守られますので長期的に綺麗な状態が保てます。
またシート素材は非常に水分吸収率が高いので足の油や溢した食べ物の染みから守る事ができます。
主にUVコーティングなどは耐衝撃性・耐薬品性・耐水性に優れています。
良く市場でつぶやかれているシートフローリングだからコーティングは不要なんて言うのはナンセンスなんです。
逆にシートフローリングだからこそ油性塗料の本物のコーティング施工が必要なんです。

シートフローリングは施工が難しい

お客様自らワックスを塗って失敗しているケースを良く拝見しますがシートフローリングは水分の吸収が早いので
ワックスとはいえ綺麗に塗る事は非常に難しいです。
専門業者でも戸建をメインにしている職人さんは良く失敗します。
まず材料の選定があります。
シートフローリング専用の材料を使う事から始まります。
シリコンコーティングのようなメーカー製の1液製材はシート用が存在しませんので職人の技量で塗り分けるしかありません。
しかしUV塗料のように現地調合ができる場合にはシート専用液剤を使用し絶品の配合で塗るとフローリングとの密着も良く
塗膜の割れも無くなります。
もちろん光沢も均一でムラの無い仕上がりができます。
UVコーティングでも突板用の材料を突板と同じ塗り方で施工し失敗した例が沢山あります。
そうならないように経験豊富なショップへ施工はご依頼ください。

水性コーティング(ワックス)は塗る必要がありません

マンションオプション会でメジャーな水性コーティングは高級ワックスなので勿論シートフローリングへ塗る必要はありません。
むしろ塗っても剥げてきますので塗らない方が良いに決まってます。
皆さんここの当たりも勘違いされませんようにご注意ください。
マンションオプション会だから「良いもの」なんていうのは神話ですよ。